「これ…鉢になるかも?」プッチンプリン容器とA25鉢を比較してみた!

観察検証メモ

多肉植物を育てているとその可愛さにどんどん数を増やしてしまい、鉢が足りなくなってきます。ネットでは「A25と呼ばれる鉢がいいらしい」と聞いてはいるものの、送料も含めるとちょっとお値段が高くて手が出せない。100円ショップなどで5個入りの鉢を購入するのも手ですが、できるなら普段の暮らしの中にあるプラスチック容器が使えたら助かりますよね。

そこで今回、プッチンプリンの容器で多肉植物の鉢になるかを検証しました!まだ植えてはいないのですが、A25鉢やプラステラ丸型鉢との比較、専用トレーとの相性も写真付きで詳しく記録しています。水捌けや風通しの穴開けの工夫もしていますのでぜひご覧ください!
多肉初心者さんの「最初の鉢、どれにする?」に、ちょっとだけ参考になるかもしれません🌱

子供達がプッチンしてる時に閃いた!

デザートとして買ってきたプッチンプリン3個入り。子供2人がお皿にプッチンしたプリンをぷるぷる振るわせて嬉しそうにしている中、その容器を回収していて閃きました。

底に穴が開いている…
これは鉢になる!

ほら、花台に乗せたら鉢に見えて…(笑)

A25鉢とは?

A25鉢とプリン容器

A25鉢とは所沢植木鉢センターさんが販売しているプラスチック鉢のことで、多くの多肉愛好家に利用されています。A25鉢専用のトレーも販売しており、たくさんの多肉を一度に運んだりすることができるので多肉生産者さんも愛用していることが多いです。

サイズは色々ありますが、A25(2号〜2.5号)鉢が100円ショップの多肉植物(330円以上の商品は含みません)に最適なサイズとなっています。突然の出会いに備えて、我が家にもたくさん用意してあるんですよ。

私が購入したことのあるA25鉢30個の商品と、専用トレーが一緒になった商品をご紹介しておきます。少々お高いですが統一感のあるホワイトがますます多肉植物を可愛く見せるし、トレーがあると日々の管理が楽になるので、この先長く多肉植物を愛でていくならオススメです!

A25鉢とプリン容器の比較

深さはA25の方がある
プリン容器の方が直径が大きい
土の量は明らかにA25の方が多そう

A25鉢とプリン容器を調べた結果、以下のことがわかりました。土の量はウォータースペースを1cm取って入れた量です。市販されている「サボテン・多肉植物の培養土」を使用しています。

A25鉢プッチンプリン容器
高さ(深さ)6.4cm4.5cm
直径(口縁の内寸)6.1cm6.3cm
入る土の量84g50g

この数値から深さは約2cmも違うこと。プリン容器はA25鉢の大体6割ほどの土を入れられることがわかりました。また口縁は数ミリですがプリン容器の方が広く、底辺に向かってシュッと細くなるので多肉植物の根張りに良い形をしているなと思いました。
多肉植物は苗に見合った小さめの鉢を選ばないとダメにしてしまうことがあります。プリン容器はA25鉢ではちょっと大きすぎるなと思う時に最適な鉢になれる気がします。

プラステラ丸型シリーズとの比較もしてみる。

ちょうど真ん中の大きさ。
プリン容器がすっぽり収まる
全部の土を計りました

プラステラというシリーズのプラスチック鉢からも丸型の鉢が販売されています。私の手元にプラステラ丸型75と丸型60があるので比較してみました。こちらも土は「サボテン多肉植物の培養土」を使用し、ウォータースペース 1cmを取って測っています。

プラステラ丸型75プッチンプリン容器プラステラ丸型60
高さ(深さ)5.7cm4.5cm4.6cm
直径(口縁の内寸)7.1cm6.3cm5.7cm
入る土の量76g53g32g

写真からも分かる通り、底辺に向かって細くなる形は全て同じです。プリン容器がプラステラ丸型75にすっぽり入ってしまうサイズ感です。土の量もプリン容器は他の二つのサイズのちょうど間の量でした。「丸型60だと小さすぎるし、かといって丸型75だと大きすぎる…困った。」という方にはプッチンプリンの容器はちょうど良いサイズ感になるのではないでしょうか。

A25カップ専用トレーには入るのか

少し浮く形で収まるプリン容器
底の風通しは良さそう
縦に並べると縁がぶつかってしまう

次にA25鉢の専用トレーにプリン容器を入れた時のサイズ感を確かめました。私が良かったと思うのはぴったりハマらないところです。A 25鉢だとこのトレーはピッタリすぎてたまに取りにくいことがあります。プリン容器はシュッとした形なのでスポっと簡単に容器を引き抜けるのが嬉しいポイント。

しかし3つ並べた写真からも分かる通り、縦に並べると容器の縁が干渉します。横は隙間が開いているので大丈夫そう。一時的にトレーに入れて使う分には良さそうですが、プリン容器の専用トレーとして購入するのはおすすめ出来ないと感じました。

どうせ買うなら、プラステラ丸型75が入るサイズのトレーが良いでしょう。私は持っていないので商品リンクだけ記載しておきますね。
うーん、でもプリン容器のために専用トレーを買うのは少々お高いですから、100均に売ってるトレーがまずは手頃で管理しやすいかなと思います。

千枚通しで水抜きの穴を7個に増やす。

プリン容器の底にはプッチンした穴が一つ開いていますが、これでは水捌けが悪すぎます。同じような穴を6個追加で開けてみました。最初は目星をつけてやりましたが2個目、3個目は感覚で開けました。コンロの火で千枚通しを炙ってやるとスルル〜と簡単に穴が開きますよ。

尖った切先に注意!火傷にも注意!

鉢の脚にトンネル6箇所と風通しの穴6個も追加。ちょっと工夫!

ジュッ!と溶かして空気穴を作る
脚のトンネルの位置が違う。谷側に作ったのは失敗…

ついでに底脚に空気の通りをよくする為と、水捌けをよくする為の道(トンネル?)を作りました。工夫した点は脚の部分。ナミナミの山部分にトンネルがある方が水の逃げ道として最適かと思います。谷側に穴があっても水はそこからではなく山側部分に溜まってしまうからね。

さらにさらにプリン容器にちょうど良い隙間がありましたのでそこにも風通しの穴を開けました。プラステラ丸型を見ていただくとわかりますが、容器の側面に横スリットが入っているんです。これは風通しをよくして中の土を乾かしやすくするためなんですね。なのでプリン容器にもそれを作ってみました。

多肉植物を植えたいが今はじっと我慢(プッチンシリーズとして更新予定)

ここで実際に多肉植物を植えて水やりした報告をしたいところなのですが、記事を作成している現在6月は梅雨真っ只中です。曇りが続き湿度が高いこの時期は多肉植物が一番苦手とする期間で、エケベリアの多くはその後の真夏に成長が止まる休眠期に入ります。今植え替えると根っこへのダメージが大きいまま休眠状態に入ってしまいます。ここはグッと堪えて秋を待とうかと思います。
後日、多肉植物を植えたら記事を改めて作成し、「プッチンプリン容器に植えたらどうなる?」という検証をしていきたいと考えています。

まとめ:プッチンプリンは多肉容器にできる!多分!

今回、様々な鉢と比較しながらプリン容器を調べました。根張り鉢のような形状が多肉植物に最適なところや、痒いところに手が届く鉢の大きさだということが分かりました。
また鉢として水捌けや風通しの穴を開けるのにプッチンプリンの形状は最適で「ここに穴を開けてください」と言わんばかりのスペースがありました。

早く植えてみたい!けど焦りは禁物。多肉植物はゆっくり育てよう。

早く多肉植物を植えてその成長を見てみたい!と未来への楽しみができました。何よりプッチンプリンの良さは使い捨てられるプラスチック容器であるということ。専用鉢を買うこともしなくていいし、失敗してもプラごみとして罪悪感なく捨てられる。多肉初心者には最適な鉢になりうるのではないでしょうか。
気軽にチャレンジしやすいですので、ぜひ多肉植物を育ててみてくださいね。 

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