PTA広報誌をCanvaで作る話。

話せば長い。去年の10月に事件は起きました。

その言葉は私には青天の霹靂でありました…

R7年度PTA広報委員長になってしまった話。

決して希望していたわけではないのです。
「順番的にそろそろお声がかかる。どうせやるなら写真が好きだし、広報部員として下っぱの働きをして子供の写真をたくさん撮ろう。」という逃げの姿勢で7月くらいに立候補していたのです。大事なことなので2度言いますが、決して希望してない。副会長をやらされるぐらいなら広報部員に、という消去法的な感じの立候補です。

で10月の会長の爆弾発言です。
希望制になるなら、そりゃ誰もやらんですよ！（泣）
恐る恐る引き継ぎの日にいけば、前任の広報委員長には「希望してくれてありがとう！」と喜ばれ、全PTAの前で「広報委員さんは希望制で3人集まりました」と言われ、もう私は心の中で血の涙を流しながら「よろしくお願いします…」を言わざるを得ない状況に。

広報3人中2人はパソコン未経験。1人はカメラの扱いも知らない。人数が6人から3人へと半減し、不安そうな2人の顔を見て私は覚悟を決めたのでした。

委員長権限であらゆる面倒ごとを廃止する

広報委員会は驚くほどの仕事があります。
「広報誌を発行する」という一文には「広報誌を企画し、人に依頼し、スケジュール調整し、原稿を書き、写真撮影し、広報誌をデザインし、校正し、最終チェックを受け、修正し、発行する」というステップがあります。もちろん発行したら地域への配布作業もあります。
こんなに仕事が多いなら、そりゃ誰もやりたがらないですよ。

なので、私は委員長になったのを良いことに、以下のことをすべて止めることにしました。

• 広報誌の外部発注
• 地域への配布作業
• 従来の広報誌作成プロセス
• 多岐にわたる学校イベントの撮影
• 全教職員の紹介

希望制になり人員が減ったことを逆に利用して、広報委員会の活動を大幅に縮小してしまおうと考えたのです。

広報誌の自作にCanvaは最適なツール。

従来のやり方を廃止もしくは規模縮小を行なった結果、広報委員にかかる負担の減少と経費削減が見込める形になりました。そのかわり、広報誌は広報委員で自作することになりました。パソコン未経験の仲間にはもちろん頼れない。私が作るしかない。

そこに希望の船として現れたのがデザインツールCanvaでした。
Canvaは“Empowering the world to design.”（世界中の誰もがデザインできるように）を理念に作られたツールです。無料で使えて、書類作成もできる。だったら広報誌も作れるのでは？と藁にもすがる思いで、iPad1年生の私はCanvaのアプリをダウンロードして試行錯誤し始めました。

結論、Canvaフリー版でも広報誌作成は可能。

Canvaで広報誌を作ろうと思った理由は以下です。

• 豊富な素材やデザインが無料で使える。（広報誌は商用利用ではないのでOK）
• 使い方が直感的で分かりやすい。
• 分からないことがあってもWebかYouTubeで検索すれば解決する。
• オンライン上で作れるので、委員それぞれで作業分担ができる。

Canvaの勉強しなければいけませんが、自分が思った通りの広報誌をデザインすることができました！そして使ってみた結果、難しいなと思った点は以下です。

• 素材の検索で無料のものを探しにくい。
• 誌面の背景をロックはできても、選択できる状態なのでやりにくい。
• テキストボックスやテーブル内の文章の編集しにくい。
• 作業分担しているとレイアウトが崩れてしまう。

難しいと思うだけでやれないことはない、という感じですけどね⭐︎

Canvaのフリー版だけで思い通りの広報誌が作れるということが分かり、とても嬉しい経験となりました。現在は1学期広報誌の作成途中。今後もCanvaと共に歩みたいと思います。

誰かのお役に立てるといいな。