東向きでも多肉は焦げる!?真夏に7日間放置した結果報告

多肉育成記録

多肉植物愛好家(タニラー)として初めて迎える夏。増えに増えて総勢60個になった多肉植物たちに大きな試練がありました。11日間に及ぶ私と子供の帰省です。過酷な夏に放置された多肉植物の現状をご報告いたします。

帰省中の我が家の環境

  • 不在期間:11日間
  • 置き場所:東向きベランダ(腰壁タイプ)
  • 風通し:7Fのため良好
  • 土:排水性の高い土
  • 水やり:帰省0日目底面給水、4日目底面給水(夫)、7日目ジョウロでたっぷり
  • 天気と気温:連日晴れ、最高気温30℃越えが連日続く

多肉植物は午前4時半〜11時頃までの約6時間直射日光に当たり、その後はずっと日陰です。帰省前はその状態で4、5日に一回上からたっぷりと水やりするだけで多肉植物は元気な状態を維持していました。夫の都合で帰省4日目に水やりをしたため私が帰省するまでの7日間、多肉たちは放置されることになったのでした。

底面給水してるから4日はもつ。そこからカラッカラに乾いた状態のまま3日…挑戦したことないけど…いけるかな!?

頑張ってみるー!!

多肉植物は乾燥地帯で生きる植物。3日ぐらい葉の水分で生きれるだろう。日光も半日しか当たらないし、葉が数枚しわしわになる程度で済むだろう。そう祈りながら帰省先から帰宅しました。

真夏に7日放置して起きた変化

自宅に到着してすぐに水やりを行いました。全体的に帰省前と変わらない姿でホッとしましたが細かく見ていくとダメージが多数。その際撮影した写真を現在までの経過と共にお見せします。

黒焦げのエボニー

帰宅後
帰宅後水やりして1週間経過
現在(帰宅してから2週間経過)

一番ダメージが大きかったのはエボニーです。
帰宅直後は下葉に黒く焦げがあるだけでしたが、水やりをして1週間が経つころに焦げが広がっているのが分かります。十分な水分を取りもどした後の方が、むしろ痛々しい傷跡がしっかり浮き出てきた印象です。多肉植物の焦げは「焦げてる!」と気づいて慌てて水やりをしてもダメージを抑えられないことがわかりますね。

黒焦げのヘラクレス

帰省する前。
帰宅後水やりして4日経過
現在(帰宅して2週間経過)

こちらも同じように帰宅直後に水やりして4日後に黒焦げのダメージが広がっています。日差しがよく当たっていた葉の裏側も黒く焦げていて、太陽の強さが強烈だったのだと実感しました。東向きのベランダであっても、水分がない状態だと焦げる多肉が出てくると勉強になりました。

錦じゃなくなった福娘錦(コチレドン属)

帰省する前
帰宅後水やりして1週間経過
現在(帰宅して2週間経過)

福娘錦は帰省前にすでに少し焦げていますが元気でした。帰宅直後はシワシワでおばあちゃんのように(笑)水やり後一気にシワシワの葉っぱが落ちてしまい、現在は無惨な姿に。コチレドンは真夏は直射日光を避けて乾かし気味に育てるのが良いとされていますが、直射日光+乾燥でシワシワになって焦げました。福娘錦は6月に入ったら焦げ防止のため、ハオルチアと同じ位置で管理した方が綺麗に育てられる気がします。

ボロボロの乙女心(セダム属)

帰省する前
帰宅後水やりして1週間経過
現在(帰宅して2週間経過)

我が家の乙女心はシュッとした葉っぱで青々としていましたが、帰宅後の水やりから一気に調子を悪くしていき、毎日のように葉を落としている状態です。葉先が黄色から黒くなって、全体が真っ黒になった頃にポロッと落ちます。丸裸になるのも時間の問題…。セダムは乾燥すると大部分が黄色くなって葉を落とすことが多いですね。

チリチリのオンスロー

帰省する前
帰宅後水やりして1週間経過
現在(帰宅から2週間経過)

可愛いアヒル口で成長しているオンスローも焦げました。葉の両端が少しだけチリチリになり、時間の経過と共にほぼ全ての葉っぱが同じような状態に。最初は虫に齧られた?と思ったのですが、これも乾燥による全体的な焦げなのかもしれません。こういう焦げ方をする子もいるのですね。

ムチムチなままのモンロー

帰省する前
帰宅後水やりして1週間経過
現在(帰宅から2週間経過)

帰省直前にダイソーで購入したモンロー。帰省から戻ると下葉がシワシワでした。水やり後も下葉はそのまま萎んでいきポロッと取れました。我が家の多肉植物の多くは、この子のように乾燥状態が続く中でも葉の水分を上手に使って生き残りました。

やはり乾燥に強い多肉植物

上記の多肉植物以外にも一部葉っぱが焦げた子もいましたが割愛。大多数の子は下葉がシワシワ、カリカリになっただけでした。水やりをしたら元気を取りもどしています。そんな中でも葉っぱを増やし成長している子もいて、さすが乾燥に強い植物だなと感心しました。来年の帰省も断念せずに済みそうで安心してます。

モモもヘロヘロになったけど大丈夫だよ!えっへん!

今回のまとめ

  • 乾燥状態が3日続くと一部の多肉植物が焦げ始めた
  • 晴天が続く真夏の水やりは4、5日間隔が最適
  • 真夏に底面給水で水やりしても根腐れしない
  • 上からシャワーしなくても病害虫の被害はなかった

真夏でもいっぱいお水ちょうだいね!

東向きのベランダは多肉植物に最適?

今回、水やりから7日間放置してほとんどの多肉植物たちが生き残ったのは、良い実験結果になりました。というのも、多肉植物は日本の夏が苦手です。高温多湿のこの時期になると突然ジュレたり、根腐れして死んでしまったりするそう。我が家の環境でもたくさん死んでしまうのだろうか?という疑問の答えが出たように感じます。 

多肉植物を元気に育てる3ヶ条

  • 適度な太陽光(東向きベランダで直射日光5、6時間)
  • 適度な風通し(7階でラック棚の上。常に風が吹いている)
  • 適度な水やり(排水性の良い土で真夏に4、5日間隔でたっぷり)

もしかして我が家って多肉植物を楽に育てるのに最適な場所なのかも!?

太陽光が半日だけなので株の成長は遅いですし、ベランダで数の制限はあります。けれど遮光しなくてよく、軒下なので雨でびしょ濡れになる心配もなく、1週間ぐらいの長期不在でも耐えられるのはメリットの方が大きいですよね。

まだ1年経っていない初心者タニラーですが、今後も東向きベランダで多肉植物を育てるとどうなるか検証していきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
皆様の多肉ライフが良いものになりますように。

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